あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。
2018年もmama planをよろしくお願いします。

新年最初の仕事は「株式会社 秋田ハガイチオ」さんの広報面のお手伝いです。
ハガイチオさんは、大館市比内町で特産の「とんぶり」を作っている農家さん。
とんぶりは比内町が全国の生産量の約9割を担っている、地元の特産品です。
にもかかわらず、生産農家は減る一方。
このままでは特産のとんぶりがなくなってしまう…と、一念発起して農業生産法人を立ち上げました。

今日の北鹿新聞に、農業について書かれた記事がありました。

「2018年1月1日 北鹿新聞」

農業の難しいところは、たくさん収穫したから収入アップという図式にならない、天候に左右されて収穫(収入)が安定しない、などの不安定な要素が多いため、より安定した職業へと離農してしまう人が多いことがあげられると思います。

今では専業の農家はとても少なく、兼業農家の方は、平日は普通にサラリーマン、土日祝日に農作業と休みなく働いている方もたくさんいます。
そして農業収入よりも、他の職業からの収入で生活をしているパターンが多いのが現実です。

もともと、「食」は人が生きていくために欠かせないもの。
安心・安全な食があるからこそ、子どもたちはすくすく育ち、大人も日々の生活を頑張ることができます。
人の活動の根幹となる「食」を支えている農業が、それ自体で職業として成り立っていくような社会になることが理想的だと思います。
減反の廃止がその転換点になるのか、今後がとても楽しみです。

去年、県では初めての「地理的表示(GI)保護制度」に登録された「大館とんぶり」。
「大館とんぶりを作りたい」「とんぶりを作ることを仕事にしたい」と、若い人が思ったときに、「とんぶり農家として生きていくこと」が可能なビジネスモデルができていれば、「大館とんぶり」はこれからも長く特産品として続いていくことと思います。

まずは、小さな一歩として…
とんぶりのことを県内外の人に広く知ってもらうこと、とんぶりを知った人に「とんぶりって美味しい♪ もっと食べたい♪」と思っていただけるよう、広報面のお手伝いを精一杯がんばらせていただきます。

島田真紀子